「ユニーク」なレイアウトとユーザビリティは両立するか
How to Effectively Use a Unique Website Layout
先週末にポストした「ユニークなレイアウトのサイト20選」の続編、「どうやってユニークレイアウトを使いこなすか」が元ネタサイトVandelay Website Designにアップされていました。彼があの記事を公開してからいろいろと反響があったらしく、それについての考察です。少し考えさせられたのでポスト。
ここでいう「ユニークなレイアウト」というのは、一般によく見る2〜3カラムでナビゲーションが上にあって…というレイアウトではなく。ある意味型破りなレイアウトのことです。
彼が選んだサイトに対する意見はほとんど好意的だったようですが、なかには
「確かにレイアウトは面白いかもしれないけど、ほとんどユーザーフレンドリーじゃないじゃないか」
「(Flashやjavascriptを多用しているせいで)僕の環境ではブラウザがクラッシュするし、うんざりして途中で見るのをやめたよ」
などなど、否定的な意見も少なからずあったようです。それについて筆者のSteveさんの意見をまとめてあります。以下簡単にご紹介。
僕はそういった意見があることはむしろ当然だと思う。実際いくつかのサイトは、レイアウトはユニークだけど、使いづらい。もともとあのリストはインスピレーションになればと思って作ったものだし、記事を読んだ人たちが、訪問者があっと驚くようなデザインよりもユーザビリティを高く評価してるのは良いことだと思う。
今回はユーザーフレンドリーでありながら、クリエイティブなデザインのサイトにチャレンジすることについて考えてみた。
どうしてユニークレイアウトを使うのか?
ユニークなものには好き嫌いがある。僕は紹介したサイトが、訪問者全てに気に入られようとしてるとは思わない。そういった意味で、ユニークなレイアウトは「ブランディング」には最適だ。こういうデザインが持つ利点のひとつだと思う。ビジターは他のサイトとは違うものを見て、たぶん、それを覚えているはずだから。
クリエイティブデザインがもっている(かもしれない)問題点
1.ユーザビリティ
こんな意見をもらった。「コンテンツを読ませたいなら…シンプルなのがベスト。僕の意見では、ウェブサイトは情報もしくはデザインのどちらかのショーケースであるべきだと思う。両方ともあるっていうのは単純に気が散るだけだ」。
いいポイントをついてると思う。ユニークなレイアウトで、かつコンテンツも強調するのはほとんど不可能だ。だからこそ99%のブログがスタンダードなデザイン、読むのに邪魔にならないデザインを使ってるのだろう。
(訳注:例えばかの有名なWeb Desiner Wallさんなんかも、とても格好良くてユニークだけど、レイアウトはスタンダードですよね)。
ブラウザがクラッシュして見てられないという意見もあった。もし僕の環境で同じことが起こったら、僕だって同じようにさっさとそのサイトを去る。そういった類の悪印象はユニークデザインがもたらす良い印象の効果なんかよりよっぽど強烈だ。
でも、僕があげたいくつかのサイトのなかには、ユニークだけど、ユーザビリティも問題ないサイトがある。ただ、そういったサイトのコンテンツは少なめだ。そういうサイトには効果を発揮するのがユニークレイアウトだと思う。
2.ナビゲーション
あのリストのなかのいくつかのサイトを見てたときに、僕自身(サイトの)どこに行ったらいいのか迷うことがあった。ナビゲーションがビジターにとってわかりにくいようでは、やっぱり良くない。多くのビジターがナビゲーションはある特定の位置にあるものだと思っている。ユニークデザインでは、これが落とし穴になる。
3.ページ読み込みのスピードとエラー
クリエイティブなサイトの多くは、普通のサイトの要素より、ロードに時間のかかるものを使っている。大きな背景画像は僕の紹介したサイトのほとんどで使われていたし、なかにはFlashやjavascriptを使ってるところもあった。接続速度が遅い環境のビジターには大きな障害になりかねない。もし、あるサイトが特定のブラウザや、なにか特別なものをインストールするよう要求するようなら、明らかにビジターの何割かにとっては問題になるだろう。
4.コンテンツよりデザインが勝ってしまう
あまりにもクリエイティブなデザインに凝ってしまうと、本来の目的を阻害することになりかねない。コンテンツを強調したいなら、読む人の注意を引きすぎるデザインは避けるべきだ。
ユニークなデザインを使うときに考慮したい点
・決してユーザーのニーズに効果的に応えること以上に、デザインを優先させて
はいけない。
・いつもなぜそのサイトが存在するのか考えよう。
(格好いいデザインをつくることがサイトの目的ではないはず。自分の目的にあったデザインを使おう。)
・ビジターがそのサイトに何を求めているか考えよう
・ターゲット層にアピールするサイトになっているか考えよう
・アクセシビリティを忘れるな!
以上引用終わり(例によって意訳&大幅省略)。
全体的に、コンテンツを重視するべきで、デザインはコンテンツを効果的に見せるための手段であるべきだ、ということかなと思います。ある意味当然のことかもしれませんが、自分自身彼の最初の記事を見たときに、「おー、かっこいいなあ」と思ってほとんど無批判に紹介したのはよくなかったなと反省してます。
ただ、彼が今回の記事のなかで書いているように、例えばフォトグラファーのサイトのビジターなら普通のビジターよりユニークなレイアウトに興味があるはず。デザイナーのサイトを訪れる人たちにも同じことが言えるかもしれません。ビジターの目的にあっていれば、格好良さ優先もありなのでは。また、デザイン=コンテンツということもありえますよね。例えばこんなサイトとか。
Good Things Should Never End

はじめてみたとき本当に感動して、1時間くらい過ごしてしまいました。特に上のスクリーンショットの「アイスクリームメーカー」が個人的にものすごいツボ。
長々と書いて(引用して)しまいましたが、要はサイト本来の目的を見失わないことが大切だと思うのです。
タグ: CSS flash javascript Web Design Webデザイナー ギャラリー レイアウト


2008年4月19日 20:08:54
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http://www.kanewell.com.tw/
「ユニーク」なレイアウトとユーザビリティは両立するか